HSPでパーソナルスペースが広いと感じる方はいませんか?
近くに人がいると落ち着かなかったり、不快な気分になったりすることが多い方は、パーソナルスペースが広いと言えるかもしれません。
今回の記事では、HSPとパーソナルスペースについて、人を意識する場面やパーソナルスペースが広い場合の対処法をご紹介いたします。
HSPはパーソナルスペースが広い?
HSPは繊細なゆえに、パーソナルスペースが広い方も多いと言えます。
人が近くにいると意識が向かい、気持ちが落ち着かなくなる場合があります。
共感力が高いので、相手と自分が一体化したような気分を味わう方もいるでしょう。
HSPが心の平穏を保つためには、人との距離感を一定取ることが望ましいです。
HSPがパーソナルスペースを意識する場面
ここでは、HSPがパーソナルスペースを意識する場面についてご紹介いたします。
映画館
HSPは映画館に行くと、パーソナルスペースの広さを意識することがあります。
隣に誰かいたり、満席に近い状態だったりすると、集中して映画を観られない場合があります。
指定された席にずっといることに、息苦しさを覚える場合もあるでしょう。
都心に近い映画館に行くほど、HSPはしんどい気持ちを抱えやすいので注意が必要です。
公共の乗り物に乗るとき
HSPは公共の乗り物に乗るとき、パーソナルスペースの広さを意識することがあります。
混んでいると多くの人に囲まれて、気持ちが落ち着かなくなる場合があります。
見知らぬ人が隣に座ると「早く降りたい」と感じることはありませんか。
HSPの中には空いているときしか、公共の乗り物に乗れないという方もいます。
買い物中
HSPは買い物中、周りにいる人を意識して、疲れることがあります。
品物を選ぶとき、歩いているときなどに、近くにいる人の存在が気になります。
人混みがすごいと、疲れも溜まり「早く帰りたい」と感じることがあるでしょう。
楽しむために買い物に来たのに、思うような結果にならなかったとき、泣きたくなることがあります。
列に並ぶとき
HSPは列に並ぶときも、パーソナルスペースを意識することがあります。
前と後ろに並ぶ人の存在が気になり、一定の距離を置きたくなります。
その場から逃げられない状況ということで、より一層、しんどい気持ちを抱えやすいです。
また、列に並ぶ場合、開けていることから室内よりも屋内の方が平気というHSPもいます。
隣に人が座るとき
HSPは隣に人が座る全般の場面で、パーソナルスペースの広さが気になることがあります。
「変に思われないか」「臭いはしないか」「唾を飲む音が聞こえないか」というように、自意識過剰気味になることがあります。
特に、真ん中の席に座るほど、しんどい気持ちを抱えやすいです。
その席に座る場面に慣れるまで、ソワソワと落ち着かない気持ちが続きやすいです。
さまざまな式の場面
HSPは入学式・卒業式、葬式というような、さまざまな式の場面において、パーソナルスペースが気になることがあります。
厳かな式であるほど、逃げ場がないと感じてしまいます。
人によっては、式に対する恐怖感を覚えやすいです。
頭の中では、不謹慎ながらも「早く終わって欲しい」と感じることがあります。
HSPがパーソナルスペースが広い場合の対処法
ここでは、HSPがパーソナルスペースが広い場合の対処法についてご紹介いたします。
できる限り人との距離を保つ
HSPは十分なパーソナルスペースを確保するために、できる限り、人と距離を保つことを心がけましょう。
気持ちを落ち着かせるために、自分を優先した行動を取ることが大切です。
「避けるような真似をしては駄目だ」と無意識に感じる必要はありません。
HSPこそ、パーソナルスペースが広いほど居心地が良いことを認識した上で、自分にとってベストな選択肢を取りましょう。
人が視界に入らないようにする
視界に人が入るとパーソナルスペースを意識することがあるので、むしろ遮ってしまうのも一つの方法と言えます。
たとえ人と距離が近くても視界に入らないだけで、気持ちが落ち着くことがあります。
下を向いて書き物をしたり、荷物で相手の顔が見えないように遮らせたり、その時にできる範囲の行動を取ってください。
失礼に思われるのではないかと考えるより、HSPこそ自分を優先した対応を取ることが大切です。
マスクをする
パーソナルスペースが広い方こそ、マスクをすると気持ちが落ち着くことがあります。
顔半分を隠せるので、気持ち的にも人と一定の距離を取っている感覚があります。
緊張しやすい方におすすめです。
また、マスクをして目を閉じると自分の世界に入れることがあります。
耳栓をする
HSPこそ、耳栓をすると気持ちが落ち着くことがあります。
雑音を遮って、周りに意識が向きにくくなります。
何かに集中できないというときは、ぜひ活用してみてください。
また、耳栓をすると重要なことを聞き取れないデメリットもあります。
そのため、周りの状況を見た上で活用してください。
大勢と過ごした後は意識的に一人になる時間を作る
パーソナルスペースが広い方こそ、大勢と過ごした後は意識的に一人の時間を作るようにしましょう。
疲れた気持ちを癒すことができます。
目を閉じて過ごすのも良し、趣味に取り組むのも良し。
自分自身でいられる一人の時間を大切にしていきましょう。
ライフスタイルを変える
パーソナルスペースが広い方は、今後のためにも、ライフスタイルを変えるのも一つの方法です。
毎日、人と近い距離にいなければならないと、具合が悪くなることがあります。
自分のためにも環境を変えたり、転職したりする必要があるかもしれません。
ライフスタイルを変えると、神経を使う時間が減るので、今よりも快適な生活を送れる場合があります。
苦手な自分を隠さない
無理に、苦手な自分を隠さないことも大切です。
場合によっては、配慮をしてもらえる期待があります。
また、弱みという部分を見せた方が人からも愛されやすいです。
逆に隠すほど、神経を使ったり罪悪感を持ったりすることがあります。
時と場合を見た上で、自分の正直な気持ちを打ち明けるようにしてください。
まとめ
HSPはパーソナルスペースが広い傾向があります。
人が近くにいるような場面では、どこか気持ちが落ち着かないことがあります。
人とは一定の距離を保ち、大勢と関わった後は意識して一人になれる時間を確保してください。
今回は、HSPとパーソナルスペースについて、人を意識する場面やパーソナルスペースが広い場合の対処法をご紹介いたしました。
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