HSPで誰かと衝突した時、言い返せなくて悔しい気持ちを抱えてしまったことはないでしょうか。
あとから「ああいえばよかった」と後悔してしまう方も多いと言えます。
今回の記事では、HSPが言い返せない理由と対処法についてご紹介いたします。
HSPが言い返せない理由
まず初めに、HSPが言い返せない理由についてご紹介いたします。
突然の出来事に動揺している
HSPが言い返せない理由の1つ目は、相手と言い争う場面になり動揺しているからです。
進んで喧嘩をしたいと感じる方は少数派と言えます。
むしろ、いない
また、相手が「ムカつく」などの、失礼なことを言ってきたなら思考停止になります。
「なんでそんなこと言うの?」と呆気に取られてしまうでしょう。
HSPは突然の喧嘩であるほど、冷静に対応するのは難しいところがあります。
相手の気持ち・周りへの対応を優先するから
HSPが言い返せない理由の2つ目は、自分より、相手の気持ちや周りへの対応を優先しやすいからです。
たとえ言い返したくても「何にもならないのではないか」「相手を傷つけてしまうのではないか」と考えることがあります。
相手を泣かせるくらいなら自分が負担を抱えた方が良いと感じることもあるでしょう。
HSPが深読みすると、言いたいことがあっても最終的には黙ったままやり過ごしやすいです。
平和主義だから
HSPが言い返せない理由の3つ目は、喧嘩はできるだけしたくないからです。
自分が言い返すとさらに気持ちが熱くなり、雰囲気も最悪になることがわかっている上での対応です。
一見、大人な対応と言えますが、消化不良となるため後でモヤモヤとした気持ちが残ることがあります。
HSPが言い返せない場合の対処法
ここでは、HSPが言い返せない場合の対処法についてご紹介いたします。
自分の判断を肯定する
1つ目は、言い返せなかったことを後悔するのではなく、良い判断として受け止める方法です。
感情の赴くまま言い返しても、さらに火に油を注ぐ事態にもなります。
喧嘩がヒートアップする
そこを黙って乗り越えたのだから、結果的に大人な行動を取ったと言えるでしょう。
「ああいえばよかった」と後悔することがありますが、まずは自分の判断は正しかったと肯定してみてください。
次は言い返してみる
2つ目は、また同じような場面があった時、今度は言い返してみることです。
黙っているのが必ずしも正しい選択とは限りません。
たとえば「バカ」と言われても、聞こえないふりをしてスルーするなら相手は調子に乗ります。
挑発に乗るではなく「なんでそう思うの?」とスマートに言い返してみるのはいかがでしょうか。
相手の神経を逆撫でせず、理性的に言い返すことができた時、気持ちもスッキリしやすいです。
言いたかったことを紙に書く
3つ目は、相手に言いたかったことを、そのまま紙に書く方法です。
自分の気持ちが目に見える形で表れるので、書き終わった後はスッキリします。
最初は遠慮から筆が乗りませんが、時間が経つとスラスラ書けます。
また、最後にビリビリと紙を破ると、スカッとした気持ちになれるでしょう。
思いっきり破ってね
人に見せるわけではないので汚い言葉で書いても大丈夫です。
気持ちを消化するために、言い返せなかった思いを素直に紙に書き表してみてください。
怒りをぶつける趣味を見つける
4つ目は、言い返せなかった時に感じた怒りの気持ちを趣味にぶつける方法です。
創作系の趣味であるほど、うまく感情を使うとストレス発散につながります。
たとえば、小説を書く、絵を描く、作曲する、編み物をする、DIYをするなどの趣味が挙げられるでしょう。
何かに夢中になりながら、一つのものを作る時、激しい感情が役に立つ場合があります。
消費する趣味では怒りの感情をうまく消化できない場合があります。
- 美味しいものを食べる
- ショッピング
- 映画鑑賞 など
これを機に、自分で何かを生み出す趣味を見つけてみるのもおすすめです。
まとめ
HSPで相手と衝突した時、言い返せずに黙ってしまう方も多いと言えます。
大人として正しい判断と言えますが、モヤモヤした気持ちが残ることがあります。
気持ちを消化するために紙に感じたことを書いたり、創作系の趣味に打ち込んだりしてください。
言い返せなかった気持ちは無理に押し込めず、自分に合った方法から発散してみてください。
また、言い返す技術に関する本も販売されているので気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
今回は、HSPが言い返せない理由と対処法についてご紹介いたしました。
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