HSPで家族といると疲れる方はいませんか?
一緒に過ごす時間が多いと、揉めたり煩わしさを感じたりすることもあります。
今回の記事では、HSPが家族といると疲れる理由と対処法についてご紹介いたします。
HSPが家族といると疲れる理由
まず初めに、HSPが家族といると疲れる理由についてご紹介いたします。
理解してくれないから
HSPが家族といると疲れる理由の1つ目は、話を否定されることが多いからです。
心の内をさらけ出した時、突き放した態度を取られると傷付きます。
特に、家族がHSPの気質を理解してくれないと、一緒にいても疲れることが多いでしょう。
「大切にされていない」と思う段階まできていると、今後の付き合い方にも悩むことがあります。
距離が近すぎてしまうから
HSPが家族といると疲れる理由の2つ目は、距離が近すぎてしまうからです。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざはありますが、家族は遠慮がない関係に収まることがあります。
「このままで良いの?」「毎日楽しい?」と人生について口に出されると、うんざりします。
踏み込んでほしくないラインを軽々飛び越えてくると、一緒にいて疲れやすいです。
家族ゆえに、互いに無関心にはなれないジレンマもあります。
比べてしまうから
HSPが家族といると疲れる理由の3つ目は、生き方をつい比べてしまうからです。
特に、年齢の近い家族がいる場合、相手が理想的な生活を送っていると、モヤモヤした気持ちを抱くこともあります。
自分が辛い時こそ、相手の存在が煩わしく感じることもあるでしょう。
家族ゆえに「自分も努力すれば手に入る人生であった」と思いやすいです。
相手の存在を意識するほど、なおさら苦しさを感じることがあります。
HSPが家族といると疲れる場合の対処法
ここでは、HSPが家族といると疲れる場合の対処法についてご紹介いたします。
距離を置く
1つ目は、家族とは適度な距離を保つことです。
「疲れる」と感じる時、必要以上に相手に寄り添ってしまっていることが多いです。
一緒に住んでいる場合、家族との生活時間をずらしたり、心理的に少し距離を置いたりするのも良いでしょう。
場合によっては、一人暮らしを検討するのも一つの方法です。
今までより関わる時間を少し減らすと、相手に対する気持ちもまた変わることがあります。
家族も一人のひとと考える
2つ目は、たとえ家族であっても、相手は自分とは違った一人の人間であることを理解する方法です。
見ている景色は違うからこそ、家族であっても異なる価値観を持ちます。
むしろ、自分以上に自分のことをわかってあげられる人はいないと言えるのかもしれません。
「家族だから特別」という考えにとらわれすぎると、窮屈に感じることがあります。
家族は助け合えるところと、決して交わらない部分があるところを理解していきましょう。
全部をさらけ出さない
3つ目は、自分の気持ちは、ありのままさらけ出さないことです。
すべて家族に打ち明けると、何気ない一言を口にされるとショックを受けることがあります。
また、家族だから素直に振る舞わないといけないという考え方を持ってはいませんか?
自分を苦しめている原因になっている時は、手放すことも一つの方法です。
状況に応じて必要な部分だけ、家族に自分の気持ちを伝えていきましょう。
もちろん秘密を作っても良いと言えます。
自分の周りに厚みを作るイメージを持つ
4つ目は、家族と一線を引くために、自分の周りに厚みを作るイメージを持つことです。
守られている状況をうまく想像できると、相手の鋭い言葉に過敏に反応しにくくなります。
HSPこそ、家族の課題も引き受けるほど無防備であると疲れやすいです。
風船の中に自分がいるイメージを持ってみてください。
物理的に相手との間に何か物を置くのも良いかもしれません。
また、家族以外に友人と接する時にも厚みを作るイメージを持つと円滑なコミュニケーションを取りやすくなることがあります。
HSPは共感力があるので、相手と一体化した気分になることがあります。
相手に飲まれすぎないように、自分を守るイメージを持つようにしてみてください。
まとめ
HSPが家族と一緒にいると疲れを感じる場合、適切な距離を取ることが大切です。
相手に対して怒りの感情を抱えている時こそ、関わりすぎているサインとも言えます。
今回は、HSPが家族といると疲れる理由と対処法についてご紹介いたしました。
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