HSPは3人以上の会話は苦手意識を覚える方が多いと言えます。
周りに気を遣いすぎるあまり、頭が真っ白になることもあるでしょう。
3人以上はもう大勢の域
今回の記事では、HSPが3人以上が苦手な理由、対処法についてご紹介いたします。
HSPが3人以上が苦手な理由
まず初めに、HSPが3人以上が苦手な理由についてご紹介いたします。
気を遣うから
接する人の数と比例して、気を遣う相手も増えるためです。
全神経を集中させて話すなら、すぐにヘトヘトになってしまうことでしょう。
適度な相槌を打ち、会話に入れていない方を気にかけて立ち振る舞うなら、後半になるにつれてぐったりしやすいです。
HSPが3人以上で話すとキャパオーバーになることがあります。
意識を向ける先がバラけるから
特定の人に集中することなく、会話が進むからです。
意識を向ける先がバラけると、その都度神経も消耗します。
次は誰が話す番なんだ……!
HSPは多くの人が集まる場では混乱を招きやすいです。
影響を受けやすくなるから
3人以上の意見や価値観がごっちゃになり、影響を受けてしまうからです。
HSPは同調しやすい傾向があるため、複数人と接するなら、自分の本当の気持ちが見えにくくなります。
ホラー映画は苦手でも「面白いよ!」「絶対見てみて」と口々にすすめられるなら、触れてみなければ気が済まなくなります。
他者から受けた影響は、一週間にもわたり自身の中で渦巻くことがあるでしょう。
意見や価値観がコロコロ変わる自分に飽き飽きすることもあります……。
会話の入り方がわからない
上手く会話に入れず、惨めな気持ちを味わうためです。
一対一で話す分には良いとしても、人の数が多くなるごとに、空気を読みすぎて自然な会話ができなくなります。
場面を見て「今だ!ここ!」と自分を鼓舞して会話を始めることもあるでしょう。
場が一瞬シーンとなるなら、心の中は泣きたい気持ちでいっぱいになります。
勇気を出したのに……!
HSPこそ大勢で集まる場は避けたくなります。
疎外感を感じやすいから
仲間に入れていないことに疎外感を覚えるためです。
自分以外の人たちで話が盛り上がるなら、悲しい気持ちになります。
他者と自分を比べる瞬間も多くなるので「もっと頑張らないと」と無理しやすくなります。
会がお開きになる頃には、劣等感にさいなまれてしまうこともあるでしょう。
あまりにもショックを受けると寝込んでしまうこともあります。
HSPが3人以上が苦手な場合の対処法
ここでは、HSPが3人以上が苦手な場合の対処法についてご紹介いたします。
上手く話そうとは考えない
完璧に話そうとは考えすぎないことです。
プレッシャーがかかりすぎると、表情が硬くなり、不自然な印象を相手に与えやすくなります。
自然体が一番!
人とのコミュニケーションは予定調和にいかないことも多いです。
一つの話題も逸れに逸れて、事前にシミュレーションしていた場面とは、まったく異なる位置にたどり着きやすいです。
会話の受け答えが最低限できるだけでもOKと言えます。
上手く話そうと考えたり、面白い話題を豊富に用意したりしなくて大丈夫です。
聞き役に徹する
会話の主導を取るより、聞き役に徹する方法です。
包容力がある素敵な人と思われやすいです。
みんな実は自分ことを話したいもの。
聞き役に徹してくれる人は神のような存在に思えます。
うんうんと、心地の良い相槌を打つと「話しやすい」と良い印象も抱かれやすいです。
聞き役は、言うなれば相手の会話に対してリアクションを取ることが主流となります。
たとえ頭では別なことを考えていても、聞く姿勢を取るだけで会話も成り立つことがあります。
HSPで3人以上の集まりが苦手な方ほど、聞き役に徹していきましょう。
相手の話題を盛り上げる質問をする
相手の気分を良くさせる質問を投げかけることです。
話が盛り上がりやすく、場もしらけさせることがありません。
仕事の愚痴こそ、なんだかんだ相手は満足げに語っているなら「すごいですね。忙しそう!〇〇さんみたいになるには、上司とはどんな風に接するのがいいんですか?……良かったら教えてください。」と詳しく聞いていきましょう。
「それって期待されてるってことじゃないですか?」と前のめりで聞くなら天にも昇る心地になるほど。
「相手は何を話したいか」に注目した上で、花を持たせる話題を投げかけていきましょう。
居心地が悪いなら抜ける
居心地が悪いなら、そのまま場を抜けることです。
最初から最後まで会話に混ざらないといけないと考えると、具合も悪くなりやすいです。
プレッシャーを持たないようにしよう
ずっとその場にいなくて良いことをあらためて知った上で、対処法を取りましょう。
何か用事を思いついた顔をしてその場を立ち上がってください。
気持ち的にもいっぱいいっぱいになるなら、顔色も悪くなることがあります。
見た目で帰った方が良いと判断されることもあるでしょう。
居心地が悪いなら無理せず、3人以上で集まる場から抜け出してください。
役者になりきる
役者になりきり、その場をうまく切り抜けることです。
自分の殻を破る感覚を味わえるため、軽やかに振る舞えることがあります。
人として生活するなら、場に応じてキャラクターを使い分ける機会も多いです。
最近見た映画やドラマの登場人物などを参考にした上で、場の空気に溶け込んでみてください。
社交的な芸能人を
参考にするのもいいかも
HSPは3人以上で集まる場こそ、役者Aになり、乗り越えていきましょう。
自分のすべてを、ありのままさらけ出さなくても構いません。
楽しいことを想像する
趣味や好きなことを頭に浮かべる方法です。
顔もにやけやすく、緊張感もやわらぎます。
「ネットで注文している商品が届くのが待ち遠しい」「楽しみにしているドラマが明日ある」など、些細なことでも大丈夫です。
明るいことを意識的に考えると、3人以上の集まりも朗らかに過ごせます。
楽しいことの想像は無限大な力があります。
HSPは3人以上の場では聞き役に徹しよう!
HSPは3人以上の集まりは、意識を向ける対象がコロコロと変わることから疲れやすい傾向があります。
無理して話題を提供しようとせず、聞き役に徹する方法がおすすめです。
聞き方に対する本も販売されているように、聞き上手こそ人間関係で上手くいくコツなのかもしれません。
また、途中で抜けても良いことをあらためて知ると、プレッシャーからも解放されるので気も楽になります。
今回は、HSPが3人以上が苦手な理由と対処法についてご紹介いたしました。
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