HSPの繊細な気質を持つ方で、友達がいない、または少ないという方もいるのではないでしょうか。
一人の時間を楽しめる人ではありますが、適度な距離が保てる友達が欲しいと感じる方もいるでしょう。
今回の記事では、HSPが友達いないことに悩む理由と対処法についてご紹介いたします。
HSPが友達いないのはおかしいこと?
HSPで友達がいないのは、おかしなことではありません。
敏感な気質を持つHSPは、友達と一緒にいることが疲労の原因につながることがあります。
相手の表情を見て、何か悪いことを言ってしまったのだろうか……と悩んだり、無意識のうちに気を使うことが多かったりするでしょう。
家に帰る頃にはぐったり疲れている方も多いです。
友達の価値観や意見に影響を受けやすい方こそ、自衛のために、適度な距離を置きたくなることもあるでしょう。
HSPで友達が少なくても何も落ち込む必要はありません。
HSPで友達がいないのが気になる理由
HSPで友達がいない場合、時には後ろめたさを感じることもあります。
ここでは、HSPで友達がいないのが気になる理由についてご紹介いたします。
誰かに悪く言われたから
友達がいないことをマイナスな方向に否定された経験を持つと、気にしてしまうことがあります。
強めに言われると、立ち直れないくらい落ち込んでしまうことがあるでしょう。
自分のことではなくても、友達がいない人を見て「寂しそう」「性格に難がありそう」という声を聞いただけで、ぐさっとくることがあります。
「友達がいなくても別に良いと思ってたけど、変な風に見られるくらいなら作らないと……」と変に焦ってしまうこともあるでしょう。
HSPは他者にネガティブな見方をされると、気にしやすい傾向があります。
友達がいることが「普通」に感じているから
HSPは、友達がいない人は少数派と思い込んでしまうと、気になることがあります。
「普通」でいたいと感じた上での、焦りと言えます。
街ゆく人を見渡し、二人以上で行動している人が多いと、それが「普通」と受け取ることもあるでしょう。
一人で行動している自分は少数派の部類に入るのではないかと感じると、不安を覚えやすいです。
漫画やドラマを見ても、みんな友達がいる……
物語が進みやすくなるからね
HSPは「普通」になろうと考えた上で、友達が欲しいと感じることがあります。
SNSの投稿を見て焦りを感じたから
HSPは、SNSの投稿を見て焦りを感じることがあります。
誰かと自分を容易に比べられますし、キラキラした投稿を見るほど敗北感を味わうことがあります。
休日には友達と旅行、パーティ、テーマパーク巡りなど、アクティブな行動を取られると、眩しさを感じてしまうでしょう。
そのようなSNSの投稿を、家に一人でいる時に目にするとショックをうけてしまいます。
相手も、人生で辛いことはあるはずなのに、画面越しには中々、伝わってきません。
目に見えることだけが真実と思うと、振り回されてしまいます。
HSPで友達いない場合の対処法
「友達がいない」自分に違和感を覚えたら、実は考えや行動を変えてみるきっかけになります。
ここでは、HSPで友達いない場合の対処法についてご紹介いたします。
友達は無理して作るものではないと認識する
友達がいない自分に、なんとなく不安を覚えたら、何かのきっかけが影響していることがあります。
知人程度の間柄の人に「友達いない人って、なんか寂しいよね」と否定されたことがきっかけかもしれません。
他者の言葉ってずっと心に残るよね
友達を作ろうと意気込みすぎるほど、自分とは相性が合わない人を惹きつけやすいもの。
不自然に、すぐ仲良くなれる相手こそ、何か裏があることも多いです。
無理して友達を作っても、関係はすぐに切れます。
まずは、友達がほしいと感じたきっかけを振り返り、他者の言葉が理由になる場合、冷静になることが大切です。
今現在、連絡を取り合っていない相手も友達だと気づく
友達はLINEで頻繁に連絡を取り合ったり、休日の度に会ったりする人のみとは限りません。
中学の時に仲良くしていたあの子も、今は交流はなくても友達です。
自分には友達はいないと決め付けていても、今までの人生を振り返ることで、もう既にいることに気がつく場合もあります。
「今は連絡を取り合っていないけど、また会う日はくる」「たまに思い返すだけでも、友達として交流できている」と考えることもできます。
自分の中の友達観を変えていくのも一つの方法と言えるでしょう。
没頭できる趣味を持つ
ぼんやりとネガティブなことを考えている時は「今」を生きていません。
過去に生きていたり、まだ見ぬ未来にエネルギーを使っていたりします。
没頭できる趣味を持つと、友達がいないことでモヤモヤしていた気持ちがスッと消えやすいです。
「これをしていて楽しい!」と感じることに取り掛かっていきましょう。
趣味が見つけられない方は「音楽を聴く」「体を動かす」「テレビを見る」など、複数の動作を組み合わせた行動を取る方法がおすすめです。
取り掛かる動作が多いほど、一つの物事に思いを馳せる気持ちを紛らわせられます。
友達について考える時間が多いと感じたら「何かする」意識を持つことが大切です。
モヤモヤする気持ちには、何かに集中が一番!
一人時間を大切にする相手を見習う
友達が欲しいときほど、大人数で楽しそうにしている相手の存在が近くにあることが多いです。
堂々と一人時間を楽しんでいる人はたくさんいるため、そういった相手の存在を意識してください。
「尊敬する人」を一人でも決めておくと、気持ちが動揺する時でも「あの人ならこうするだろう」と心の支えになってくれます。
人は近くにいる相手に影響を受けやすいので、一人でも自信がある人の存在を近くに感じることが大切と言えます。
ネットを通じて友達を探す
今までの人生で関わってきた相手は、世界の人口から見てもほんの一握りです。
性格がぴったり合う相手を見つける方が難しいと言えるでしょう。
ネットを介すことで多くの人と知り合えるため、友達が欲しい方は積極的に利用する方法がおすすめです。
実際に会わなくても、日々の悩みを言い合える相手も見つけられます。
相手が綴る文章を見て、大体の人となりも掴みやすいです。
気が合う相手を見つけたら、アプリなどで一緒にゲームをすることもできます。
なお、ネットの場合、相性が合わない相手とも距離を置きやすいメリットがあります。
HSPで友達が欲しいと感じる方こそ、ネットで気の合う相手を見つける方法がおすすめです。
まとめ
HSPは、友達がいない・少ない方もいるように、一人時間を大切にできる方です。
時には、周りの影響を受けて、友達がいない自分を恥じることもあります。
無理して友達を作ろうと考えても、相性が合わない相手を惹きつけやすいです。
一人でいる時間を大切にしながら、心に余裕を持つと、自然と気が合う相手がわかるということがあります。
今回は、HSPで友達がいないと悩む理由と対処法についてご紹介いたしました。
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