HSPは優しい人が多いのでしょうか。
繊細なことから他人の気持ちにも敏感と捉えられます。
しかし、実際のところ、どのような印象を持たれることが多いのでしょうか。
今回の記事では、HSPは優しい人が多いのか、優しいと感じる理由や、優しすぎるHSPに起こりやすいことと対処法についてご紹介いたします。
HSPは優しい人が多い?
HSPはどちらかというと優しい人が多い印象があります。
痛みがわかるので、他人に対しても寛容的であろうとします。
しかし、絶対という訳ではありません。
自分のことでいっぱいのとき、気持ちが不安定だと、他者に手を差し伸べてあげられないことがあります。
控えめな方も多いので、行動に移さないと、ただ単に印象が薄い人と思われます。
HSPは優しい人が多いとも言えますが、見る人によっても捉え方は違うことも、しっかり押さえていきましょう。
HSPが優しいと感じる理由
ここでは、HSPが優しいと感じる理由についてご紹介いたします。
繊細だから
HSPが優しいと感じる理由は、繊細だからです。
人が気付かないような部分にまで意識を向けられるので、思いやりがある行動を取ると、好印象を持たれることがあります。
所作が丁寧であるほど、儚い存在に思われることもあるかもしれません。
逆に鈍感な方ほど、優しいという印象とは結びつかない場合があります。
共感しやすいから
HSPが優しいと感じる理由は、共感しやすいからです。
悩みやとりとめない話に共感してくれると「話してよかった」と思います。
愚痴についても、まるで自分のことのように寄り添ってくれる方に、人は好印象を持ちやすいです。
他者を優先しやすいから
HSPが優しいと感じる理由は、自分より他者を優先しやすいからです。
自己犠牲で他人に尽くせる方は、なんだかんだで好印象を持たれやすいです。
しかし「嫌われないためにしていること」「自己肯定感が低いから」と、人それぞれ、さまざまな理由があるものです。
また、他者を優先してばかりの人は、見る人によって逆に優しくないと感じることもあります。
空気を読みすぎるから
HSPが優しいと感じる理由は、空気を読みすぎるからです。
先回りして、自分にできる最低限のことをします。
空気を悪くしないように、みんなのために動ける方は、やはり優しい印象を持たれやすいです。
しかし、自分を押し殺してまで対応すると燃え尽きやすいので注意が必要です。
優しすぎるHSPに起こりやすいこと
ここでは、優しすぎるHSPに起こりやすいことについてご紹介いたします。
疲れやすい
優しすぎるHSPは疲れやすいです。
他人のために尽くすことが多いので、自分自身には意識が向きにくく、体調不良になることがあります。
したくもないことをしていると、見えないストレスも溜まりやすいので注意が必要です。
ずるい人に目をつけられやすい
優しすぎるHSPはずるい人に目をつけられることがあります。
NOとは言えない方も多く、あれこれ雑用を任せられることがあります。
最初こそ相手は感謝しても、段々と、あなたが引き受けるのが当然という態度を取ることもあるかもしれません。
ずるい人にまで無理して好かれたいか、今一度考える必要があります。
自分一人で抱え込みやすい
優しすぎるHSPこそ、自分一人で悩みを抱え込むことがあります。
「自分が我慢すればどうにかなる」と感じることは弱音を吐かずに、やり通そうとします。
また、誰かに相談すると迷惑をかけると思い込んでいる節があるでしょう。
自分一人で悩みを抱え込みやすい方は、限界が来たら衝動的に人間関係をリセットすることもあるので気を付けましょう。
優しすぎるHSPの対処法
ここでは、優しすぎるHSPの対処法についてご紹介いたします。
自分を優先にする
HSPこそ、何よりも自分を優先するようにしてください。
自分が満たされた後、初めて他人に優しくすることができると言えます。
自己中心的な相手を見て「私は、こんなに気を遣っているのに……」と、理不尽な思いを抱えることもあるでしょう。
長い目で見ると、自分を優先できるHSPこそ心がポキッと折れることは少ないです。
嫌われる勇気を持つ
HSPこそ、他人に嫌われる勇気を持つことも大切です。
過度な優しい振る舞いは、人に好かれたい気持ちが隠されていることがあります。
また、他人の目を気にしていると自分が本当にしたいことができません。
そのようなときは、無意識のうちに他人を心の中で批判して、自意識を保つこともあります。
嫌われても良い覚悟を持つと、媚びたような対応を取ることがなくなります。
人に好かれたい気持ちを手放すとHSPは楽に生きられることがあります。
人に対して深追いしない
HSPは人に対して深追いしないことも大切です。
ただでさえ境界線が薄いHSPは、他人に共感して親身になるほど自分の人生を歩めなくなります。
時には、相手を放っておくことも必要と言えます。
あえて見守る形を取ると良い人間関係も築きやすいです。
そのため、人に優しくするときも、必要以上に相手に関わりすぎていないか冷静な視点を持つようにしてください。
一人になる時間を作る
できるだけ毎日、一人になる時間を作ることが大切です。
刺激にさらされない時間を作るほど英気を養うことができます。
一人でいるときは、誰かに優しくすることを考えなくて済みます。
特に、多くの人と関わった日こそ、より多くの一人になる時間を作るようにしてください。
趣味を見つける
優しすぎるHSPこそ、趣味を見つけることも大切です。
これと言って夢中になれるものがないと、他者に対して意識も向きやすくなります。
趣味を持つと自分軸を作れるので、必要以上に人に振り回されることがなくなります。
「他人がなんと言っても良い、私はこれをしているときが楽しい!」と感じられるものは立派な趣味と言えます。
逆に人から褒められるためにしていることは、健全な趣味とは言えないので注意が必要です。
まとめ
HSPは優しい人が多いと言えます。
しかし、人から嫌われたくないがゆえに、無理して優しくしていることがあります。
また、優しすぎると、ずるい人から目をつけられることもあるので注意が必要です。
HSPこそ、まずは自分を優先した行動を取るようにしましょう。
自分を満たした後は、本当の意味で人に優しくすることができると言えます。
今回は、HSPは優しい人が多いのか、優しいと感じる理由や、優しすぎるHSPに起こりやすいことと対処法についてご紹介いたしました。
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