HSPで依存しやすい方はいるのでしょうか。
人と仲良くなると、すぐに気持ちがポーッとして、相手中心の生活になる方は注意が必要です。
今回の記事では、HSPが依存しやすい理由と対処法についてご紹介いたします。
HSPが依存しやすい理由
まず初めに、HSPが依存しやすい理由についてご紹介いたします。
共感力が高いから
HSPは共感力が高いがゆえに、人に依存しやすい傾向があります。
相手の考えに同意することが多いと、自分という存在も癒やされることがあります。
似ている部分が多いほど「運命?」と感じることもあるでしょう。
逆に言うと、共感できる相手に対して依存しやすい傾向があります。
不安になりやすいから
HSPは繊細で不安になりやすいからこそ、人に依存することがあります。
誰かと一緒にいると安心感があり、恐怖感も薄れることがあります。
場合によっては、なんでもできそうな無敵感を味わうこともあるでしょう。
自分一人でいると、なんとなく気持ちが落ち着かない方こそ、人にも依存しやすいと言えます。
傷つくことを恐れているから
HSPは人一倍傷つきやすいからこそ、相手を引き止めるために依存することがあります。
誰かから必要とされていることが生き甲斐である方こそ、離れていかれると自分が無価値と感じるので、誰かに執着しやすいです。
傷つきたくないがために、相手に媚びへつらうこともあるでしょう。
傷つくことが何よりも怖いと感じる方は、逆に他者に操られやすいので注意が必要です。
自分に自信が持てないから
HSPは自分に自信が持てないと、誰かに依存しやすい傾向があります。
他者といることで、自分という存在に輝きを与えることができます。
HSPの中には無意識に肩書きを見て、誰といたいか考える方もいるでしょう。
誰かに寄り添うことで自分自身も強くなれると勘違いしている方ほど、他者に依存しやすいです。
尽くすことに喜びを感じやすい
HSPは相手に尽くして喜んでもらうことに生きがいを感じやすいです。
だからこそ、共依存のような関係に陥ることがあります。
「ありがとう」「一緒にいてくれて嬉しい」と優しい言葉をかけられたら生きる希望になります。
HSPは困っている人を見捨てられない方も多く、気がついたら相手に依存していることも多いです。
HSPが依存しやすい場合の対処法
ここでは、HSPが依存しやすい場合の対処法についてご紹介いたします。
依存しやすい自分を認める
まず初めに、依存しやすい自分を正面から受け止めることが大切です。
「私に限ってそんなことはない」「これくらい普通のこと」と考えるほど脱却することができません。
また、依存することに悪いイメージを持っていると、罪悪感を覚えることがあります。
依存すること自体は悪いことではありません。
依存をして、自分をコントロールできなくなる状況が、あまり良いこととは言えないだけです。
「依存しやすい一面もある」というように、優しい目線から受け入れていきましょう。
どんなときに依存しやすいのか客観視する
HSPこそ、どのようなシチュエーションで人に依存しやすいのか、客観視することが大切です。
自分を知るきっかけにつなげることができます。
例えば、人から優しくされたとき「この人にずっとついていく!」という感情をすぐに覚えることがあるかもしれません。
また、自分の側から誰かが離れていくとき、そこで初めて執着にも似た気持ちを覚えて、相手に依存することもあるかもしれません。
自分なりのパターンを見つけると、そのシチュエーションになったときに冷静な考えを持つことができます。
依存している人のエピソードを知る
HSPこそ、依存している人のエピソードを知ることで、ブレーキをかけられる場合があります。
自分を客観的に見つめられて、冷静な対応を取りやすくなります。
例えば、SNSを通じると何かに依存している方を見つけられることがあります。
「好き好き好き好き離さない離さない」というような狂言的なつぶやきを見るほど、一歩引いた位置に立てるかもしれません。
また、依存した方の末路を知れば知るほど、ハッと気がつけることがあります。
相手に執着するほど、ほとんどは悲しい結果に終わっていることも多いです。
HSPが依存しやすいことに悩んでいる場合、同じ状況にいる方を見て気付きを得ることが大切です。
他者は自分の思い通りにならないことを知る
HSPこそ、誰かに依存しても、他者は自分の思い通りにならないことを知ることが大切です。
相手と一体化した気分になるほど、苦しい気持ちも救われるかもという思いを抱くことがあります。
それは、相手が自分の思い通りに動いてくれることが前提です。
また、残念ながら他者があなたの思い通りに動いてくれる可能性は0%に近いと言えます。
まず、人は始まりとして自分自身を優先することが多いです。
自発的に誰かに何かしてあげるのも、自分が満たされた後と言えるでしょう。
そのため、依存した相手がストレスが溜まっていると、あなたに思うように優しくできないこともあります。
HSPにとっては「傷つけられた!」と感じる行動を取るかもしれません。
人生の中で、自分が理想とする行動を取れないことも多いです。
何かを始めても、一度でも三日坊主で終わった経験を持つ方が当てはまると言えます。
自分自身ですら持て余すことがあるので、やはり他人を思い通りに動かすことはできません。
他者に依存しても良いですが、どのような振る舞いを取ってくれるかは、相手次第と受け取ることが大切です。
自信を持つ
HSPで依存しやすい方こそ、自信を持つようにしてください。
不安な気持ちが強いときほど、誰かといる心強さを求めてしまう傾向があります。
自信がないときは、小さなできることを増やしていく方法がおすすめです。
それは、早起きする、皿洗いをする、洗濯物をたたむ、お風呂に入るなどの日常的なことで構いません。
些細なことでも自分で決めたことを守れると、数をこなすほど自信につながります。
また、途中でしているうちに「こんなことで自信が身につくか?」と疑心暗鬼になる気持ちも芽生えやすいです。
そんなときは、日常的なことをしたくない気持ちがあるがゆえに、自分に都合が良いように解釈しているという余地も考える必要がありそうです。
他にも、自信を持つ上で他人の存在を意識するほど、やる気が削がれることがあります。
性別が同じ、近い年齢というように、共通点がたくさんある方ほど、つい比べて考えてしまうことがあります。
自信を身につける上では、なるべく他人の情報を取り入れずに構築していくようにしましょう。
人以外に好きになれるものを見つける
HSPこそ、人以外に好きになれるものを見つけることも大切です。
他者は自分の思い通りになることはまずないので、傷つくことが多いと言えます。
しかし、趣味などの他者を介入しないものに夢中になるほど、気持ちが折れる瞬間がなく、充実した時間を過ごすことができそうです。
また、趣味でも何かを作り出すものがおすすめです。
例えば、絵を描く、曲を作る、ハンドメイドをする、文章を書くなどの趣味が挙げられます。
目に見えて形に表れるほど、達成感にも満たされます。
しかし、他者と比べ始めるとネガティブな気持ちを抱えやすいです。
何かと比べるなら過去の自分と比べるようにしましょう。
他者を介入しないエネルギーを注げる趣味が複数あるほど、人に依存することもなくなると言えます。
まとめ
HSPは共感力が高いがゆえに、人に依存しやすい方もいると言えます。
自信がないときこそ、他の人が魅力的に感じることも多いです。
しかし、他者は自分の思い通りにならないことを知ることが大切です。
エネルギーは他者を介入しない趣味などに注ぐ方法がおすすめです。
今回は、HSPが依存しやすい理由と対処法についてご紹介いたしました。
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