HSPで、喧嘩はなるべくしたくはないと感じる方も多いでしょう。
しかし、相手と深く関わるほど、いろいろと反りが合わない場面も出てきます。
互いの気持ちがぶつかった時、引っ込みがつかないと、喧嘩に発展することがあるでしょう。
関係性としては、友達、恋人、家族など、さまざまな方が挙げられます。
今回の記事では、HSPが喧嘩したときに起こりがちなことや対処法についてご紹介いたします。
HSPが喧嘩したときに起こりがちなこと
まず初めに、HSPが喧嘩したときに起こりがちなことについてご紹介いたします。
後悔する
喧嘩のきっかけとなった出来事を思い出して、「なんであんなこと言っちゃたんだろう……」と後悔することです。
わかりやすく頭を抱えたり、日常の中でわーっと叫び出したい衝動にも駆られたりします。
「早くなんとかしないと……」と喧嘩のことに常に意識が向くことがあります。
何も手につかなくなる
喧嘩のことが気にかかり、無気力状態になることです。
ボーっと物思いにふけったり、するべきことが手付かずになったりするでしょう。
日常生活に支障が出ると「仲直りしよう」とする堅い決意も結びやすいです。
関係を断ち切ることを想像してしまう
「このまま絶交したらどうなるだろう」と、最悪のシミュレーションを頭の中で考えてしまうことです。
HSPは、予測してネガティブな想像をすることがあります。
本当にそうなったときでも、動揺しないように心構えを取っています。
最初は悲しい気持ちを覚えても「人間だからわかり合えないこともある」と悟りを開くこともあるでしょう。
絶交した場面を考えている時は、ショックを受けながらも、どこか冷静に物事を見続けている自分に気が付けたりします。
HSPが喧嘩したときの対処法
ここでは、HSPが喧嘩したときの対処法についてご紹介いたします。
客観的な目線を持つ
喧嘩した出来事を、第三者の目線から見ていくことです。
人は無意識のうちに自分の味方についた、ものの見方をすることが多いです。
「気にしすぎ」と、ぐさりとくる言葉を言われて喧嘩になった場合、相手が悪いと、つい考えたくなります。
しかし、その前に愚痴を相手に延々とこぼして、何かアドバイスを言われる度に「でも……」と言いよどむ場面があったとき、また見方も変わってきます。
何故、喧嘩になったのか第三者の目線から物事を振り返ることが大切です。
また、第三者が今回の喧嘩の内容を相談してきたら、自分はどんなアドバイスをするか、今一度考えてみる方法もおすすめです。
それこそ「気にしすぎ」という言葉を返すこともあるかもしれません。
HSPが喧嘩したときこそ感情的にならず、冷静な目線を持つことを心がけていきましょう。
喧嘩は仲良くないとできないことを知る
喧嘩は親しくないと、そもそもできないことをあらためて知る方法です。
二人の距離がグッと近くなった証として受け取れます。
知り合い程度の間柄だと、遠慮があるので喧嘩には発展しにくいです。
「喧嘩するほど仲が良い」ということわざもあるように、前向きなものの見方をすることができます。
ポジティブな見方ができると相手と「仲直りしたい」という気持ちも芽生えやすいです。
自分が悪いなら直接謝る
相手を深く傷つけてしまったと感じる場合、自分から謝りましょう。
時間が経つほどに関係も拗れやすくなります。
また、仲直りをする上で「でもあの時〜」と場面を蒸し返したり、喧嘩の言い訳をしたりすると、さらに仲がこじれる可能性もあるので気をつけてください。
あなたから謝ると、相手も素直な気持ちを返してくれることがあります。
相手が悪い場合、少し様子見をする
HSPが喧嘩したら、相手に非がある悪い場合であっても、そのまま謝ってしまう方も多いと言えます。
一度だけならまだしも、何度もという場合、相手をつけあがらせることがあります。
人格を否定するような酷いことを言われたなら特に、相手の出方を見るようにしましょう。
相手は謝ることなく、傲慢な態度を取り続ける場合、これ以上無理して付き合わず、一旦距離を置くのも良いでしょう。
関係に亀裂が入った時こそ、相手の本性がわかることがあります。
今できることに集中する
今やるべきことに真正面から取り組む方法です。
HSPは動揺する出来事が起こると、一つのこと気が取られてしまい、目の前のことに集中しにくくなります。
HSPの気質を知った上で、自分を見失わないことが大切です。
喧嘩もいつか落ち着くと、楽観的に考えていきましょう。
HSPが同じ人と喧嘩することが多い場合の対処法
ここでは、HSPが同じ人と喧嘩することが多い場合の対処法についてご紹介いたします。
喧嘩の理由を考える
喧嘩の理由を注意深く振り返ることです。
毎回違う内容であっても、規則性に気がつくことがあります。
恋人同士の喧嘩である場合、いわゆる嫉妬が原因なことがあります。
対処法としては、心に余裕を持つために、何か他に夢中になれるものを見つけるという方法があります。
家族の喧嘩である場合、いわゆる距離感が近くて遠慮がないという原因が考えられるでしょう。
対処法としては、一定の距離を置くために生活リズムをずらしたり、一人暮らしを検討したりする方法があります。
根本的な喧嘩の原因を知り、事前に対処法を取ると、似た内容で揉めることが少なくなります。
相性が合わないことも視野に入れる
HSPが同じ人と何度も喧嘩する場合、二人の相性が合わないことも視野に入れてください。
仲良しと思い込んで一緒にいるほど、辛いものはありません。
違う人間なので、価値観が違うのは当たり前です。
互いに自分の意見が正しいと感じているほど、衝突することも増えます。
相性が合わないことを一度認めると、モヤモヤ感が消えて、冷静な気持ちで相手と接することができます。
距離を置く
相手と距離が近いほど、嫌なところも目につきやすくなるので、思い切って距離を置くのも一つの方法です。
物理的な距離ができると、激しい喧嘩をすることもなくなります。
むしろ、相手の存在のありがたみを知る良いきっかけになることもあります。
喧嘩が多い二人こそ、適切な距離を取りましょう。
まとめ
HSPが喧嘩をしたときは動揺することがあります。
自分から謝る方も多いと言えますが、相手に非がある場合、様子見をするようにしてください。
また、何度も喧嘩する相手とは距離感が近いことが原因でもあります。
おせっかいを焼いたりせず、一定の距離を取るようにしてください。
今回は、HSPが喧嘩した時に起こりがちなことや対処法についてご紹介いたしました。
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