HSPは、どちらかというと人見知りの方が多いのでしょうか。
人と関わることに苦手意識を持つ方は、当てはまると言えるかもしれません。
今回は、HSPと人見知りについて、人間関係に悩む場合の対処法などご紹介いたします。
HSPは人見知り?
HSPが人見知りであるかどうかは、関連付けては断定できません。
しかし、一定数いると言えます。
繊細なゆえに人と接するとき、緊張してしまう方も多いでしょう。
中には「できるだけ人と関わりたくない……」と感じる方もいるかもしれません。
繊細な部分が際立つほど、人見知りと実感する方も増えると言えます。
HSPと人見知りの違い
HSPと人見知りについては、意味が違います。
HSPは生まれつき刺激を受けやすい特性を持つ方を表す言葉です。
一方、人見知りは、初対面など見慣れない人に対して恥じらいや警戒心を持つ方を表す言葉です。
似ているようで、違う意味がある言葉となります。
また、人見知りの方は、相手と仲が深まるほど自然体で話すことができます。
HSPの場合、仲が良い人でも多かれ少なかれ刺激を受けて疲れることがあると言えます。
HSPで人見知りしない人はいる?
HSPで人見知りしない方はいます。
むしろ、初対面であるほど関係性ができていないので、かえって気兼ねなく話せることがあります。
カフェの店員さん、旅行先で知り合った人とは、すんなり話せるという方もいるのではないでしょうか。
結局は、本人の性格による部分が大きいと言えるかもしれません。
人見知りなHSPの対処法
ここでは、人見知りなHSPの対処法についてご紹介いたします。
自分を否定しない
HSPで人見知りな方こそ、まずは自分自身を否定しないでください。
自己肯定感を下げる必要はありません。
むしろ、初対面の相手に、ところ構わずグイグイ行く方ほど、引かれることがあります。
人見知りな方ほど、人とも適度な距離を保てる方と言えます。
後付けで、自分自身を否定しないように気を付けていきましょう。
理想の人を完コピしない
HSPで人見知りの方は、理想の人を完コピしないようにも気を付けましょう。
誰とでも仲良く話せる人を見ると、憧れから真似をしたくもなりますが、最終的には疲れやすいです。
また、本来の自分の性格を否定することにもなります。
無理して明るく振る舞うほど、今いるコミュニティから抜け出したい衝動にも駆られやすいです。
HSPこそ、理想の人を参考にすることはあっても、すべてを真似しないように、ありのままの自分像を大切にしてください。
生活に支障がないなら、そのままでいる
人見知りなHSPこそ、生活に支障がないなら、そのままでいるのも一つの方法と言えます。
人見知りなことに悩むときは、何かから影響を受けている可能性が高いです。
それは、友達と自分を比較したことから来ているかもしれません。
焦る気持ちもわかりますが、特に自分を無理して変える必要がないときは、そのままでも良いと言えます。
自分軸を持つ
人見知りなことに悩んでいるHSPこそ、自分軸を持つことも大切です。
変わろうとする気持ちも、他人の期待に応えるためだと、途中で投げ出しやすいです。
自分軸を持つということは、すぐには難しいかもしれません。
まずは、何かをする上で「他者からの評価を求めているのか」「自分がしたいからするのか」を見極めることから始めていきましょう。
自分の判断で良いかどうか決められるようになると、あらゆる出来事に反応して疲れることがなくなります。
楽な方法で人と関わる
HSPこそ、自分が楽な方法で人と関わるのもおすすめです。
無理をするほど、後で反動が来ます。
大勢と関わるのは疲れるけど、一対一なら平気という方もいるでしょう。
対面は緊張するけど、LINEのやり取りは好きと感じる方もいます。
HSPこそ、自分に合ったコミュニケーションを取ると、人見知りを徐々に克服できる場合があります。
嫌われる勇気を持つ
人見知りなことに悩むHSPこそ、嫌われる勇気を持つことも大切です。
他人に好かれることを心の支えにしている方ほど、相手の一挙一動に振り回されやすいです。
嫌われても良いという覚悟を持つほど、自分がしたい行動ができます。
また、打算が含まれていないと自然体に見えるので、不思議と周囲にも人が集まりやすいです。
人に対して何らかの執着心がある方は、できる範囲で手放して身軽になりましょう。
まとめ
HSPの中には、人見知りな方もいます。
また、人見知りの自分を変えようと無理をするほど疲れやすいです。
生活に支障がないなら、そのままでいるのも一つの方法です。
嫌われる勇気を持つと、自分がしたい行動を取れるようにもなるでしょう。
今回は、HSPと人見知りについて、人間関係に悩む場合の対処法などご紹介いたしました。
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