HSPで親に理解されないとき、味方がいない感覚になります。
自分の価値観を否定されると、息苦しさを覚えることもあるでしょう。
今回の記事では、HSPが親に理解されない場合の対処法についてご紹介いたします。
HSPが親に理解されない場合どうしたら良い?
早速、HSPが親に理解されない場合の対処法についてご紹介いたします。
親と自分は違う人間と考える
1つ目は、親と自分はそれぞれ、一人の独立した人間であると考えることです。
「血が繋がっているから話し合えばわかるはず」という考えを断固として持っていると辛くなります。
誰一人まったく同じ人生を歩む人はいません。
価値観や意見がわかれてしまうのも自然なことと言えるのかもしれません。
たとえ親であっても、100%わかり合うことはできないものとした前提を持つことが息苦しくならないための方法と言えます。
過度な期待は持たない
2つ目は、親にすべてを受け入れて欲しいというような、過度な期待は持たないことです。
高い期待を持つほど、うまくいかないときの失望は大きいです。
悲しい感情を抱いたときほど、相手に求めすぎているサインとも言えます。
しかし、無意識のうちでも誰かに対して期待することはよくあります。
自分の価値観を少しでも親に受け入れてもらえたら満足と、低く期待を持つことが大切です。
適度な距離を置く
3つ目は、親とは適切な距離感を取ることです。
近すぎるほど、相手の悪いところばかり目につきます。
特に親と一緒に暮らしている方は、距離感が近くなりすぎることがあります。
生活リズムをズラしてみるのも一つの手と言えるのかもしれません。
適切な距離感が保たれているほど、心地の良い関係性を築きやすくなります。
親の理解できない部分を考えてみる
4つ目は、逆に、親の理解できない部分を考えてみることです。
相手に求めるばかりの形でいることは、時に、苦しさが感じられるものです。
親に理解してもらえないときこそ、立場を入れ替えてみると、違った目線から物事を見ることができます。
例えば「無駄使いが多い」「ファッションが奇抜」というような、具体的なエピソードが浮かぶことがあるでしょう。
親の理解できない部分を見つけると、多かれ少なかれ、みんな相手を受け入れられない部分を持っているということがわかります。
また、理解できない部分があっても、相手を嫌いになっているわけではないという事実も知れます。
親と自分の共通点を考えてみる
5つ目は、親と自分の共通点を考えてみることです。
理解されない部分に目を向け続けると、相手を嫌いになることがあります。
親と自分の共通点として、例えば「負けず嫌い」「涙もろい」「細かいことに気がつきやすい」という点を挙げることができるかもしれません。
中には、親もHSP気質を兼ね揃えていることに気が付く場合もあります。
自分と似た点を見つけると親しみやすさを感じられる場合があります。
先に自分が親を理解する
6つ目は、先に自分が親を理解する方法です。
相手から理解されたいと感じているほど、視野が狭くなることがあります。
また「なんで子どもの自分から……」と感じることもあるかもしれません。
それでも、先にあなたが親を受け入れると衝突することが減り、理解してくれない現状も少しずつとなりますが、良い方向にたどり着く場合があります。
なお、無理やり親を理解しようとすると心がモヤモヤすることもあるでしょう。
相手を先に受け入れることは、心の余裕がないとできません。
その時はまだ、相手を受け入れる段階に来ていないのかもしれません。
時間が経った頃、親の肯定できる部分を少しずつ見つけることから始めるのも一つの方法です。
時間をかけると、何度でも違った目線から、相手と向き合うことができると言えるでしょう。
理解されないことを別な言葉に言い換えて説明する
7つ目は、親に理解されない部分について、再度言い方を変えて説明する方法です。
伝え方次第で、相手に納得してもらえる可能性があります。
例えば、HSPの気質を理解してもらえない場合、該当する芸能人の名前を引き合いに出して、エピソードを伝えると見方を変えてくれることがあるかもしれません。
「5人に1人いる」と具体的な数字を出す方法も説得力が増すと言えます。
親が受け入れやすい言葉を使って、物事を説明してみてください。
自分自身が一番の理解者になる
8つ目は、親を含めた他者に100%理解してもらおうとは考えないことです。
最終的に自分のことが一番わかるのは自分です。
相手の心の中は目に見えません。
話し言葉や身振りを使っても、すべての気持ちを共有することは不可能です。
悲しいという気持ちも、人それぞれみんな、自分の生き方に照らし合わせた上で少しずつ違います。
「性格が合う」と感じる相手も、ただ単に自分がそう思い込んでいるだけに過ぎない場合があります。
しかし、100%に近づけることは可能です。
HSPこそ自分が一番の理解者になった上で、相手の気持ちを汲み取るようにしていきましょう。
人以外に心の支えを見つける
9つ目は、人以外に心の支えを見つける方法です。
親を含めた他者に過剰に期待していると、予想外なことが起こる度に、動揺します。
心の支えの例としては「映画を観ること」「小説を読むこと」「ガーデニングをすること」「編み物をすること」など、自分のみで完結しているものを選ぶことが大切です。
他者が介入するものを心の支えにすると、気持ちがかき乱されることがあります。
「〇〇の趣味のために生きている!」まで考えられると、人間関係においてのストレスも軽減することがあります。
まとめ
HSPが親に理解されないとき、一番の味方を失った感覚を味わいやすいです。
しかし、親を含めた他者は、自分の思い通りになることはありません。
過度な期待をするほど、予想外な行動を取られたときにショックを受けます。
他者に過度な期待はしないでいた方が、嬉しいことがあったとき素直に喜べます。
今回は、HSPが親に理解されない場合の対処法についてご紹介いたしました。
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