図書館は本を読んだり勉強したりするのに最適な場所ですが、逆に「静かすぎて落ち着かない……」と感じることはありませんか？
普段は気にならないような小さな音が目立ったり、考え事がどんどん膨らんでしまったり……。
今回は、図書館が静かすぎて気になる理由と対処法についてご紹介します。
図書館が静かすぎて気になる理由
気が逸れるものが少ないから
普段、私たちは周りに適度な音や動きがある環境で生活しています。
そのため、図書館のように余計な刺激が一切ない空間にいると、逆に集中しづらく感じることがあります。
「静かで落ち着くはずなのに、なんだか集中できない……」というのは、刺激の少なさが影響しているのかもしれません。
自分が物音を出すと鮮明に聞こえるから
静かすぎる空間では、ちょっとした音でも大きく感じてしまいます。
例えば、
・ページをめくる音
・ペンを机に置く音
・イスを引く音
・くしゃみや咳払い
「自分の出す音がうるさく感じてしまう」「周りに迷惑をかけていないか気になる」と意識しすぎて、余計に神経が張り詰めてしまうこともあるでしょう。
考え事をするのにうってつけの環境だから
図書館の静けさは、集中して物事を考えるには最適な環境ですが、逆に「考えすぎてしまう」こともあります。
例えば、
・「この本を選んで良かったかな？」
・「今やっている勉強方法って合ってる？」
・「今のままの人生で良いのかな」
など、本来の目的とは関係ないことに意識が向いてしまい、気づけば余計なことを考えてしまう……。
静かだからこそ、自分の頭の中の雑念が目立ちやすくなるのです。
明確な目的がなく図書館にいるから
「なんとなく図書館に来たけど、何をするか決めていない」という状態だと、静けさが気になりやすくなります。
目的が明確でないと、「何かしなきゃ」「でも集中できない」と焦る気持ちが生まれ、周囲の静けさが余計にプレッシャーになってしまうことも。
図書館が静かすぎて気になる場合の対処法
ここでは、図書館が静かすぎて気になる場合の対処法についてご紹介します。
気になるのは最初だけと思う
静かすぎて落ち着かないのは、最初のうちだけということも多いです。
最初は気になるものの、時間が経つとだんだん慣れてくることがほとんど。
「今は気になるけど、しばらくしたら馴染んでくる」と思って、焦らず過ごしてみましょう。
図書館にいる明確な目的を持つ
「何をするために図書館にいるのか？」を明確にすることで、余計なことに気を取られにくくなります。
例えば、
・「この本を読む」
・「この課題を終わらせる」
・「この時間だけ勉強する」
といった具体的な目標を決めることで、静けさが気になりにくくなるでしょう。
耳栓をする
どうしても静かすぎて落ち着かない場合は、耳栓を使うのも一つの方法です。
耳栓をすると、周囲の些細な音が気になりにくくなり、自分の世界に入りやすくなります。
また、ノイズキャンセリングイヤホンを使って、環境音や自然の音を流すのも効果的です。
他の人が視界に入らないように工夫をする
周りの人の動きや仕草が気になる場合は、視界を制限する工夫をしてみましょう。
例えば、
・帽子をかぶる
・パーテーションがある席を選ぶ
・できるだけ人が少ない場所に座る
こうしたちょっとした工夫で、周りが気にならなくなり、静けさにも適応しやすくなります。
自分に合った他の場所を探す
もし図書館の静けさがどうしても合わないなら、他の場所を試してみるのも手です。
例えば、
・カフェのように適度な雑音がある場所
・コワーキングスペースなど、作業向けの環境
・イヤホンで環境音を流しながら自宅で作業する
自分にとってベストな環境を見つけることで、静かすぎることにストレスを感じずに済むようになります。
まとめ
図書館が静かすぎて気になる理由には、刺激の少なさや、自分の出す音が気になってしまうこと、考えすぎてしまうことなどが挙げられます。
また、明確な目的がないと、静けさに対する意識がより強くなってしまうこともあります。
図書館の静けさは、慣れれば集中できる環境にもなりますが、どうしても気になる場合は、無理に利用する必要はありません。
自分にとって快適な環境を見つけ、ストレスなく読書や作業に集中できる方法を探してみましょう。
