友達や恋人と遊びに行ったとき、「プリクラ撮ろう!」と声をかけられた経験がある人は多いのではないでしょうか。
プリクラは一時代前ほどのブームではないものの、今もなお学生を中心に人気があります。
ですが、中には「正直プリクラは苦手」「何のために撮るの?」と感じる人も少なくありません。
では、なぜ人はわざわざプリクラを撮りたがるのでしょうか。
そこには「思い出を残したい」という素直な気持ちから、「SNSに載せたい」といった現代的な理由まで、さまざまな心理が隠れています。
ここでは、プリクラを撮りたがる人の心理を整理し、もし自分がプリクラに苦手意識を持っている場合の対処法についても紹介していきます。
プリクラを撮りたがる心理

思い出を作りたい
一番わかりやすい心理は「思い出を形に残したい」という気持ちです。
プリクラは数分で手軽に写真が出力されるため、遊んだ日の記録としてちょうど良いのです。
旅行やイベントのような特別な日でなくても、友達と過ごした“普通の日”を特別なものにしたい、という思いからプリクラを撮りたがる人は多いでしょう。
絆を深めたい
一緒にプリクラを撮ること自体が「仲良しの証」になります。
カメラの前でポーズを決めたり、落書きでデコレーションしたりする過程を通じて、相手との距離感が縮まるのです。
特に学生時代は「プリクラを撮る=友達関係が深い」という感覚があるため、撮りたがる人にとっては友情の確認作業のような意味もあります。
かわいく写りたい
最近のプリクラは美肌加工や目のサイズ調整など、自動で盛れる機能が豊富です。
そのため「いつもよりかわいい自分を残したい」という気持ちでプリクラを撮りたがる人もいます。
自己表現の一つであり、「こんなにかわいく撮れた!」と自分を肯定する体験にもつながります。
場を持たせるため
友達と遊んでいるときに「次何する?」と迷ったとき、プリクラは気軽にできるアクティビティとして選ばれやすいです。
大きな準備も必要なく、短時間で盛り上がれるため「とりあえず撮っとこうか」と場を持たせる意味で誘うこともあります。
SNSに投稿するため
現代的な理由としては「SNSに載せたいから」があります。
プリクラはその日のコーディネートや友達との仲の良さをアピールする材料として活用されやすく、ストーリーやタイムラインに投稿することで「今日はこんな楽しいことをしたよ」と共有できるのです。
プリクラを撮るのが苦手な場合の対処法

ここまで読んで「なるほど」と思いつつも、「やっぱりプリクラは苦手」という人もいますよね。
では、プリクラを撮りたくないときはどう対処すれば良いのでしょうか。
さりげなく金欠であることを伝える
「今ちょっとお金ないんだよね」とさりげなく伝えるのも一つの方法です。
プリクラは一回400円程度ですが、頻繁に撮るとなると意外と負担になります。
金欠を理由にすることで相手を傷つけずに断れることがあります。
ゲーセンに極力行かない
プリクラ機はゲームセンターに必ずといっていいほど置かれています。
そもそもゲーセンに行かなければ「撮ろう」と言われる可能性も低くなります。遊ぶ場所を工夫するのも対策の一つです。
気を逸らす話題を振る
「プリクラ撮ろう!」と言われたときに、「そうだ、このあとカフェ行かない?」など別の提案をして気を逸らすのも有効です。
相手がプリクラに強いこだわりがなければ、自然に流れを変えられるでしょう。
まとめ
プリクラを撮りたがる心理には、「思い出を作りたい」「友情を深めたい」といった温かい気持ちから、「かわいく写りたい」「SNSに投稿したい」といった自己表現的な理由まで、さまざまな背景があります。
一方で「正直プリクラは苦手」と感じる人がいるのも事実です。
そんなときは無理をせず、自分のペースで断ったり、うまく話題を変えたりすれば良いのです。
大切なのは「自分がどうしたいか」を優先すること。思い出の作り方はプリクラだけではありません。
写真が苦手でも、会話や一緒に過ごした時間こそが一番の思い出になるはずです。